「お世話になった方のために汗を流したい。」成人用紙おむつの宅配からスタートした私たちの会社は、そんな、創業者の熱い想いから始まりました。愛情という「心」を持って接すれば、人と人は信頼関係を築くことができる。そして、確かな信頼があれば、お互いが幸せになるきっかけを作ることができるはず。「愛と信頼、そして幸せ」。これこそが、私たち、ヒューマン・ネットワークの企業理念です。
福祉・介護事業とは、決して華やかな仕事ではありません。地道な努力や根気強さが求められ、チームワークを必要とする仕事です。しかし、ご利用者様やご家族からいただく「ありがとう」の言葉は、きっと、あなたの人生にとって、何ものにも代え難い喜びと充足感、そして、仕事に対する「やりがい」を実感させてくれることでしょう。
さらに、私たちが目指しているのは、ES(=従業員満足度)の高い企業であることです。スタッフがやりがいを感じ、充実した毎日を過ごしていなければ決してご利用者様を満足させることなどできません。スタッフ一人ひとりが心からご利用者様を愛することができる企業。スタッフ一人ひとりを愛し、大切にすることができる企業。私たちヒューマン・ネットワークは、福祉・介護事業を通して、人を大切にし、人を育てることができる企業として、自らも成長する会社です。
入社前は薬剤師をなさっていたそうですね。
大学卒業後は、製薬メーカーに就職しようと思っていましたが、私が在学中に父である会長が介護事業を立ち上げました。まさか、父が68歳という年齢で起業するとは思っていなかったので、心配になって地元の調剤薬局で就職することに決めました。その時はまだ、自分が介護の仕事に携わるとは思ってもいませんでした(笑)。
介護事業に携わることになったきっかけは?
会長が「これからは薬剤師も外に出て、活躍の場を広げるべき。」という考えで、介護と薬剤師を融合した在宅中心の地域密着型介護事業者を目指すために調剤薬局を立ち上げ、先ずはその調剤薬局の担当者としてヒューマン・ネットワークに入社することになりました。しばらくすると事業も拡大していき、ヒューマン・コミュニティ中島川の立上げ時には施設長として介護に関わることになりました。その間には、仕事の合間を見ながら介護支援専門員の資格を取得するなど、介護の勉強も一通りはきちんとやってたんですよ(笑)。事業運営の過程では失敗した事業もたくさんありましたし、正直、今日までの道のりは大変でしたが、みんなと頑張ってやっとここまで来たという感じです。
経営理念はどなたが作られたのでしょうか?
大変な時期をともに乗り越えてきた、当時の中心メンバーで作りました。創業当時は、理念や事業計画をしっかり作ってから仕事をするというより、日々、目の前にある仕事をただひたすらこなしている、という感じでした。ふとした時に、「あれっ?経営理念がないぞ。」ということになって、時間はかかりましたが、みんなで一生懸命考えて作った記憶があります。今となっては、私自身「愛と信頼、そして幸せ」を、公私の区別なく実践するようになりました。
ヒューマン・ネットワークという会社の
魅力は何でしょうか?
やはり、人と人のつながりではないでしょうか。社名通り、人間関係が一番ですね。非常にシンプルではありますが、結局ここに尽きますよね。ご利用者様との人間関係もそうですし、スタッフ間でも、常に人と人が関わりながらやっていく訳です。カッコつけて、高邁な理念を掲げても実践できないと意味がないですし、「愛、信頼、幸せ」という言葉はすごく素敵ですし、人間に不可欠なものだと思います。
色んな経営判断する時も、常に周りの皆さんに「愛」を持った上で、地域に対して「信頼」していただける環境を築ける事業性はあるのか、その先に我々と地域の皆さんが「幸せ」になるきっかけを導けるのか自問自答しながら、経営理念を中心に考えるようにしています。
結局、同じ理念を共有することで、スタッフ全員と同じ目線で同じ想いを共有し、常に一蓮托生という形で、物事を判断することと一緒なわけです。
これからの展望は?
まずは、スタッフ全員で、働き甲斐とやり甲斐を両立し、物心両面の充実を図りたいです。特にこの業界は、今後の高齢化社会を考えると、若い人達に興味を持ってもらって、たくさん就職していただき、この業界を盛り上げてもらわないと、本当に立ち行かなくなってしまいますからね。
また、今は介護事業がコアビジネスになっていますが、特に介護だけにこだわらず、色んなことに挑戦できる会社にもなりたいですね。スタッフの中には、いろんなことにチャレンジしてみたい欲求もあるようですし、それが企画として採用されるのであればやってみてもいいじゃないか、と考えています。やりたいことがやれる会社って楽しいじゃないですか。
どんな人に入社してもらいたいですか?
基本的には、何事に対しても一生懸命取り組む人です。確かに介護の仕事は楽ではありませんが、たくさんの人から感謝されることが多いので、頑張ったら頑張った分、働き甲斐が増すと思います。普通にサラリーマンで働いていても、日々「ありがとう」という言葉をかけてもらえる仕事って、なかなかありません。戦後の日本を支えてくれたおじいちゃんやおばあちゃん達に恩返しをするいい機会でもありますし、また、自分達も年をとれば誰かにお世話になるし、結局、世代を超えた人間関係が続きますもんね。
毎日感謝される仕事は
なかなかないかもしれないですね。
本当にいい仕事だなと思いますね。でも、ボランティアではないですし、国のルールの中で仕事をしないといけないので、決して楽ではないですよ。元々、薬剤師なので、医療と介護の報酬体系の差はよく知っていますから。
あくまでも、介護保険という枠組みの中で仕事するのであれば、そのルールの中でしか仕事ができませんし、特に今は、社会保障費についてもたくさん議論されてますからね。逆に、どんどんその枠組みが縮小されていく訳ですから、既存事業の質も高めないといけないですし、また、自分達で新しいシニアビジネスも模索しないといけないですし、大変ですよ。
ヒューマン・ネットワークの今後の目標は?
スタッフ皆が本当に介護が好きで、高齢者の方達のために一生懸命頑張っているので、本当に感謝しています。でも、個人的には、「愛と信頼、そして幸せ」の「幸せ」の感じ方は、人それぞれ違いますから、ヒューマン・ネットワークを「介護・福祉の枠」だけにはめようとは思いません。先程も話したように、社内ベンチャー的な感じで、介護以外でも好きなことややりたいことに事業性があれば、どんどん企画提案してもらって、一緒に色んな夢を共有することで、皆で幸せを感じることができる会社に成長できたらいいなと考えています。
具体的には、もちろん介護に関してもそれ以外の事業についても、イメージや戦略もありますが、今のところは企業秘密にしておきます(笑)。
平成28年4月
長崎国際テレビ(NIB)
「あさじげZ」放映
平成27年8月
ながさきプレス
「わたしと仕事。」特集掲載
平成27年度
日本マンパワー
「長崎県のきらり中小企業」掲載
平成27年3月
日経BP社「ヘルスケア」掲載
平成26年10月
長崎文化放送(NCC)
「はなきん」放映
平成26年7月
テレビ長崎(KTN)「トク盛り」放映
平成23年4月
雇用能力開発機構「雇用管理改善のためのガイドブック」掲載
平成22年12月
NHK長崎 年末特別番組 放映
平成21年4月
雇用能力開発機構雇用管理改善ガイドブック「IPPO」掲載
平成21年3月
「財界九州」掲載
平成21年3月
中国中央電視台(CCTV)放映
平成21年1月
長崎文化放送(NCC)
「びたみん」放映
平成20年3月
日経BP社「ヘルスケア」掲載
平成18年10月
日経BP社「ヘルスケア」掲載